スプレッド

スプレッドとは

スプレッドとは売り値と買い値の差のことを言います。FX会社の取引表示にも売と買の両方が表示されており、通常は売の方が低くなっています。すなわち買った瞬間にスプレッド分だけ損失が発生するということになります。

このスプレッドはFX会社の利益となります。取引量が多ければ多いほど一回の取引で徴収される利益が低く抑えられ結果的にスプレッドが狭くなり、取引量が少ないと一回の取引で徴収される利益が多くなってしまうため、スプレッドが広くなる傾向があります。また、通貨ペアによってもスプレッドは異なっています。マイナーな通貨などは取引量が少ないため、その分だけスプレッドが広がる傾向があります。

スプレッドは取引コストに直結するため、この差を見てFX会社を選択していきましょう。

スプレッドの種類

スプレッドには「原則固定」と「変動制」の2種類があります。

原則固定では基本的にスプレッドが変更されることはありません。一部例外として、為替相場が大きく変動している時、あるいは取引参加者が少ない時間帯などでは広がることもあります。

変動制では相場環境によってスプレッドが変更されます。原則固定と比較すると相場が荒れている時にも約定しやすいというメリットがありますが、スプレッドが広がりすぎてコストが高くなるというデメリットもあります。

将来的には

これまでFX会社で取引する場合はスプレッド以外に「取引手数料」というのを取られていました。現在は取引手数料は無料の会社がほとんどで、FX会社はスプレッドで収益をあげています。

さらにスプレッドについても競争原理が働き、日本のFX会社のスプレッドは世界的に見てもかなり狭くなってきています。将来的にはスプレッドが0というFX会社も出てくるのではないでしょうか。

FX会社は取引する場合にその通貨のカバー先を見つけるのですが、より有利なカバー先を見つけることで、ユーザーにその恩恵を与えることができるようになっていくと予想されます。

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