スワップ金利

スワップ金利とは

スワップ金利とは通貨間の金利差から生じる損益をあらわします。日本円では超低金利政策により金利はほとんどつきませんが、海外の通貨では年間3%から5%の金利がつくことも珍しくありません。FXにおけるスワップ金利は正確には金利ではありませんが、通貨間の金利差から生じる安定した収益となるため、それを狙った投資をする方法もあります。

スワップ金利の付与タイミング

スワップ金利は銀行預金などと異なり毎日清算されます。例えば「円」の金利が0.1%、「米ドル」の金利が2.0%で「円」を売って「ドル」を買った場合、その金利差は1.9%のプラスとなります。それを毎日清算するため、10000ドルを110円で買った場合の1日のスワップ金利は次の式で計算できます。

110円 × 10000ドル × 1.9% ÷ 365日 ≒ 57円

ただしFXは2営業日の決済が基本となっているところが多いため、水曜日には金土日の3日分が一度に付与されることになります。休みが重なる時には更に積み重なって・・・。

スワップ金利で稼ぐためには

通貨間の金利差が大きいものが対象となりますが、そのような高金利通貨はボラティリティが高いので、それなりの証拠金を積んでおく必要があります。リーマンショック以前は高金利通貨も現在と比べると色々ありましたが、現在は以前と比較してそれほど高くありません。

スワップ金利で稼ぐためにはロング(円売り、外国通貨買い)で基本は放置が望ましいのですが、逆に為替差損(キャピタルロス)が発生する可能性もあります。そうするとスワップ金利で稼いだ分が軽く吹き飛んでしまうためあまりオススメの手法ではないというのが現在の見解です。

あくまでも余裕資金を短期的に運用するための手法であると割り切った方がよいと思います。

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